小暑と七夕
小暑とは、二十四気の一つで夏至(げし)から数えて十五日目、旧6月節で新暦7月7日か8日ごろのことを言い、梅雨が明け日増しに暑くなり本格的な夏が到来する頃となります。
この時期の自然界では蓮の花が咲き始め、鷹の子が巣立ちの準備を始める頃でもあります。

鷹

そして、今日は新暦の七夕です。

七夕
七夕は、昔、中国から日本に伝わった星祭のことで、年に一度「織姫星」と「彦星」が天の川をわたって会うことを許された、特別な日とされています。

しかし7月7日といえば日本の殆どの地域は梅雨のまっただ中であることが多く、例年この時期に2つの星を見ることはなかなか難しいのですが、なぜ天候が悪いこの時期に「星のお祭り」をするのでしょうか?

実は、本来の七夕は太陰太陽暦の7月7日に祝っていたものだったのですが、明治6年(1873年)から、太陰太陽暦ではなく西洋式の太陽暦を使うようになったために、七夕も約1か月早い時期に祝う行事となってしまいました。


織り姫と彦星の伝説

織姫は、天帝の娘で機織(はたおり)の上手な働き者で、牛飼いの彦星も働き者だったので天帝は二人の結婚を認めました。❤
しかし、結婚した二人は遊んでばかりで、織姫は機を織らなくなり彦星は牛を追わなくなってし待ったのです。
このことに怒った天帝は、2人を天の川を隔てて引き離しすことを決め、年に一度7月7日だけ会うことを許しました。

7月7日に雨が降ると、天の川の水かさが増して二人は会うことができません。

そんな二人を哀れんで、どこからか無数のカササギがやってきて、天の川に橋を架けてくれるという話や、七夕に降る雨は織姫と彦星が流す涙で「洒涙雨(さいるいう)」という話もあります。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事