タロット占い

◆タロット占いとは

タロット占いは、タロットカードを用いた占いの一種です。

タロットカード占いと言ってもカードの種類も多く、また数多くの占い方法がありますし、それぞれ占者によってカードの意味も解釈もかなり違ってきます。

★タロットの起源

エジプト起源説、ユダヤ起源説、インド起源説など諸説入り乱れていますが、いずれも信憑性に乏しく、歴史上たどれる限りでは15世紀前半の北イタリアで製作されたのが始まりと言われています。

現存する最古のタロットは、1484年の日付の入ったもので「ヴィスコンティ・スフォルツァ版」と呼ばれています。
まだこの頃のタロットカードは、占いのツールではありませんでした。

その後、20世紀後半になってから占いとして世界中に広まり、日本でも今では最もポピュラーな占いの一つとなりました。

★代表的なカードの種類

マルセイユ版タロットカード

ウェイト版よりも古く、伝統的タロットデザインの主流の一つを占めるタロットカードです。
マルセイユ版タロットカード
名前の由来は、15世紀の終わり頃にフランスのマルセイユで発祥されたことによります。
後の多くのタロットカードのルーツとなっています。

ウェイト版タロットカード

デザインは、19世紀にイギリスで生まれた魔法結社「黄金の夜明け団」に所属していたアーサー・エドワード・ウェイトが、パメラ・コールマン・スミスという画家に描かせたタロットカードがもとになっています。
ウエィト版タロットカード

◆「マルセイユ版」と「ウェイト版」の違い

「マルセイユ版」と名がつくカードは、線のタッチや色つかいに多くのバリエーションがあるものの、基本的にクラシカルなデザインは共通しています。

一方の「ウェイト版」は、19世紀頃、100年ほど前につくられたものが元になっており、絵柄の雰囲気やモチーフなど異なる様々な種類の「ウェイト版系」が出回っていますが、全体的にモダンなデザインのカードで、近年のタロット占いで多くの占者の方が使用されているので、一度は目にされるなど馴染み深いかと思います。

また、マルセイユ版とウェイト版系を見比べると、絵柄や人物の向きなどの違いはたくさんあるのですが、特に誰が見てもわかる顕著な違いが二つほどあります。

まず、ウェイト版が独自に行なったとされる番号の入れ替えです。
大アルカナと呼ばれる22枚のカードの中の8番と11番。
正義と力
画像の左側のマルセイユ版では、8番が「正義」で11番が「力」なのですが、右側のウェイト版では8番「力」と11番「正義」として入れ替えられています。

そして、最大の違いは小アルカナです。
「マルセイユ版」の小アルカナは、トランプの数札のような絵柄で「スート」(ソード・カップ・ワンド・ペンタクル)の絵柄と「数字」が、抽象的な数札に描かれています。
画像はマルセイユ版小アルカナのカップ

小アルカナカップ

ウェイト版の場合は、この小アルカナが具体的な物語風の絵柄として描かれています。
画像は、ウエイト版小アルカナのカップ
ウエィト版小アルカナのカップ
その他、細かい違いはたくさんあるので各カードに接する機会がございましたら、いろんな角度からみくらべていただければ面白いのではないかと思います。

◆まとめ

タロットカードで占う際には、大アルカナと呼ばれる22枚のカードだけで占う方法と、小アルカナと呼ばれる56枚のカードも合わせて計78枚で占う方法があり、展開方法も、質問の答えの導き出し方も、それぞれの占者によってカードの意味も解釈もかなり違ってきますが、基本的には占者がシャッフルした中からカードを引いていき、出たカードの絵柄から質問の答えを導き出します。

そして、タロットカード占いは内容にもよりますが、あまり長いスパンで占う事は不向きで、過去の出来事・今現在、近い未来の出来事や人間の深層心理や、二つに一つを決めないといけない事柄などを占うのに適しています。
そして、この占いは占者のインスピレーションやカードを読む力にも左右されるといっても過言ではありません。

また、まったく占い経験がない方でも当サイト内の「無料占い」のページにタロットカードと誕生日で占う「性格・人生傾向・果たすべき使命」や、日々の吉凶を占う「おみくじタロット今日の運勢」を設置しておりますので、タロットカードにご興味のある方は、当サイトにてお気軽にご自身や身近の方々を占ってみてくださればと思います。

その他の占いの種類はこちら→「四柱推命」「宿用占星術」九星気学」」「姓名判断

 

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